歯の色について
- 医院ブログ
埼玉県熊谷市にあるインプラント、矯正、予防など行わせております はせがわ歯科の長谷川です
テレビなどに出ている方で歯を白くしている方をよく見ると思います。
歯の色は人により色々な色があります。
一概に真っ白な歯と言っても色々な色素が入っており、色の色調により歯の立体感を出すこともあります。
飲み薬(抗生剤など)により歯に色がつくこともあります。歯の色は人それぞれ、その人が持つ固有の歯の色があります。
もともと歯は3層構造(エナメル質・象牙質・歯髄)になっており、それぞれの層の厚みや硬さ・色調などに個人差があり、
それらの割合などから個人の歯の色が決まっています。
日本人は一般に黄色味がかった白色が特徴と言われています。
歯の色は乳歯と永久歯にも色の違いがあり、同一人物でも永久歯に比べ乳歯のほうが白く透明感が強いという特徴があります。
歯科医院で被せ物を作る型取りをする際、歯の色を相談して決めた経験がある方も多いのではないでしょうか。
これが「シェードテイキング」という処置です。
作った被せ物が白っぽかったり、暗い色で仕上がると周りの歯と不自然になり調和が取れなくなり被せた物だけが浮き上がって見えたりする、。
そのため被せる歯の周囲の歯の色調を計測しそれに一番近い色で自然な白い被せものを作るのです。
歯の色を決めるうえで最もよく使用されている物はVITA SHADEと言われる基準のガイドで確認をします
シェードにはいろいろなタイプの色調があり、その人に合った歯の色を見つけやすく出来ております
そして被せものを決める際、被せる材質によっても透明度や白さの再現性が異なります。
オールセラミックは高価なものにはなりますが最も白さや透明度が高く審美性に優れている一方、
レジンと呼ばれる強化プラスティックは安価ですが透明度が低くプラスティックのため耐久年数が短い材料といえます。
近年急増しているホワイトニングで注意したいのは、ホワイトニング効果を得られるのはご自身の歯のみであるということです。
ですので、詰め物をしている部分や被せものをしている歯に対しての効果はありません。
被せものをする予定がある場合、更にホワイトニングを検討している方は先にホワイトニングをすることをお勧めします。
白くなった天然歯に合わせた白さの被せ物を作ることで、より白くバランスの取れた口腔内になります。
ご気軽にスタッフに相談してみてくださいね。